2012年9月30日日曜日

三島の丘の上

素敵なお誘いというのは、どうしてこんなに続くものかしらと。

友人からヴァンジ彫刻庭園美術館の館内で阿部海太郎くんのコンサートがある、
というメールを見た瞬間、それは反射的に近い速度で「はい、行きたいです」と答えていました。

そんなわけで、約1年ぶりのクレマチスの丘へ。


バラの季節には遅かったけれど、遅咲きの小粒なバラたちがまだ残っていて、
涼やかな丘の上のアクセントになっていた……といいたいところだけれど、
私は花よりも青々とひろがる芝生に興奮し、駆け出してしまっていました。
(いつだって、こういう場所は童心に返ってしまうのです。)

庭をめぐれば、という開館記念の展示も勿論良かったのだけれど、
個人的にはこの庭園の空間と、美術館の建物そのものを手ぶらで精一杯感じていました。


ゆっくりと友人とおしゃべり(よく食べた)の後は、いよいよ海太郎くんのコンサート。

いつもより大人数でも編成で登場されたコンサートメンバーにそわそわしながら、
呼吸を音楽に合わせていきました。


なんていったらいいのか、本当に分からない。
ただただ恍惚とした時間があって、
吸い込まれるというような引力というよりは、
目を閉じても奏者の鼓動が伝わってくるような空気を共有することができたという印象。


贅沢を飲み込んだ後は、夜の庭園でキャンドルナイト。


小雨が降ってしまったけれど、靄がかかり、
キャンドルの燃える香りと湿気と音の余韻が幾重にも重なるように目の前を横断して、
ピントの合っていない写真のような気持ちでした。


とにかく、たまらない夜でした。





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